スタッフの声
REAL VOICE
当社施設にはいろいろな経験や知識を持った個性的な職員が多数在籍しています。それぞれの得意を活かしてそれぞれが活躍できる場所で日々「子どもたちの為に何ができるか」を考え工夫し、仲間や先輩と助け合いの精神で支え合って過ごしています。ごく一部ではありますが、そんな職員の生の声をお届けいたします!
管理者・児童発達支援管理責任者
藍 絢子
入社 平成30年4月1日
この職業に就いた理由 就職のきっかけ
大学を卒業後、公立中学校の音楽科の教員として働いていました。保護者の気持ちにも寄り添いたいと思っている中で、幸いなことに第1子を出産しました。育児休暇の制度を利用して育児に2年半ほど専念しました。職場から一定期間離れ、家庭にこもり育児に24時間向き合う中で、これまで感じなかった生きにくさや虚無感を感じたり、社会と切り離されたりしたような気持ちにもなりました。生きがいだった生徒との音楽の時間に早く戻りたかったこと、そして教育の仕事に早く復帰したかったことから、娘が3歳になる前に現場に戻りました。小さな子どもを育てながらの仕事は想像以上に融通が利かなく、同業だった主人と協力し合いながら土日はお互いの部活動の指導に娘を連れて行ったり、近所のママ友に預けたり、仕事が忙しくなると娘は体調を崩し仕事を休まなければならなくなったり、職場にご迷惑をお掛けし、娘にも申し訳ない気持ちになったりと、うまくいかないこともありました。そこで、まずは自分の子どもと向き合う時間を作りたい、と思い、第2子出産を機に退職することを決意しました。
音楽の授業は、合唱や合奏など、集団が心を1つにして音楽を表現する時間が多くあります。吹奏楽部の指導では、一音乱れぬ演奏を目指し、『合わせる』ことを求めました。中学生の多感な時期の声の重なりや純粋な音色は、何にも代えがたい素晴らしいもので、その時間に没頭している自分もいました。音楽を楽しむ、そしてより良い演奏を目指す中でその思いは強くなるのですが、求めれば求めるほど、学級の中にも、部内にも、そこから離れる生徒が一定数いました。そんな生徒を目の当たりにし、「学校(集団)だけが全てではなく、別な居場所がそれぞれにあってもいいのではないか」と考えるようになり、児童発達支援の仕事に転職しました。
仕事の内容について
お子さん1人ひとりの様子を観察し分析、発達に合った方法や工夫を考えて日々の遊びを提供しています。保護者の方と様子をお話し、家庭でも過ごしやすくなる方法を一緒に考えます。他機関の方と連携をとり、会議に出席したりするなど、地域全体でお子さんを育てています。
仕事をする上で気を付けている、
心がけている事
お子さん、そしてご家庭の意向を1番に気にかけることを心掛けています。場当たり的にお子さんのことを判断するのではなく、「なぜそのような様子になっているのか」という背景を理解するように努め、その原因を整理しそのお子さんに合った方法を見つけていく中で、表面化している問題の解決に向かうよう支援しています。
職場の良いところ
職員が裏表なく、誰に対してもどのような場面でも対応が変わらず、チームで療育することを心掛けていることです。職員が気持ちよく働ける環境が、お子さんにとってより良い療育の環境となると考えているからです。その為、職員同士でたくさんのコミュニケーションをとるようにしています。
現在のやりがいと今後の目標・チャレンジしたい事
お子さんそれぞれの成長を、日々目の当たりにできる瞬間があります。これまでできなかったことができるようになったり、表情が柔和になって優しさを見せてくれたりと、お子さんが『生きやすく』過ごすことができている時は、とてもやりがいを感じます。さらには、自分自身の子育てにもとても役立ち、日常生活でストレスを感じにくくなりました。
今後は保育所等訪問支援事業に参入し、地域の保育園や幼稚園、学校との連携をより深め、発達支援について広めていきたいです。さらには、コロナが収束し、コモドや地域でお子さんたちの歌声を響かせる、そんな取組にも関わっていきたいです。
コモドの特徴を一言!
「遊び!」この一言につきます。しかし、遊んでいるだけではありません。「遊び」を媒体として「療育」をしています。遊びはお子さんにとって最大の学習環境です。コモドでは、外遊びに行き四季の変化を楽しみ、空気の匂い、風の冷たさ、キラキラ光る新緑や川の流れを見ながら、身体づくりをしたり、室内でお友達と「一緒に遊ぶ」ためのスキルを養っています。
これからエントリーする方へのメッセージ
「療育」の仕事は一筋縄ではいかないことがたくさんあります。しかし、お子さんの成長は何にも代えがたい充実感と喜びを与えてくれます。その場のお子さんを考えての支援ではなく、一生を通して、そのお子さんが「生きやすく」なる為にどんな時も寄り添えることが私たちの仕事となります。与えられた役割は社会にとってなくてはならない、大切な仕事です。そこに「やりがい」を見出し、是非一緒に「笑顔で」働きましょう!
児童指導員
川島 大地
入社 平成31年4月1日
この職業に就いた理由 就職のきっかけ
高校時代は理系で、大学の専攻も教育や福祉ではなく「生物」でした。そんな中はじめて「教育・福祉」の分野に触れたのは、大学生ではじめた個別塾講師のアルバイトでした。その塾では他では受け入れてくれないような子どもたち(不登校の子など)を積極的に受け入れており、授業の中では学習支援だけでなく、日々の生活や学校での悩みなどの話を聞いたりしながらアドバイスなどもしていました。この頃から、教育・人材育成に携わりたいと思っていたものの、根っからの理系で研究者を目指していたため技術職として就職。ところが、実際には現場の技術者としてのコースを進むことに。そこで「これが人生をかけてやりたかったことなのか?」と、突き詰めていった結果「将来を担っていく人材の育成」というところに帰ってきました。そこから、通信制の大学で働きながら勉強し直して転職を決意し、個別指導塾の経験を活かして「学習支援」ができるプラチカに就職しました。
仕事の内容について
プラチカは「学習支援」が療育のメインとなります。来所する子どもたちは小学生~高校生までなので、その日に取り組む学習内容をあらかじめ予習し、「つまづきそうなポイント」や「どう解説したらよいのか?」「どんな教材が必要か?」という予想を立て、その子に合わせた準備を行います。実際に来所してからは学習以外にもボードゲームで遊んだり、パソコン練習をしたり、子ども達と何気ない会話をしたりなど様々な場面があるので、その子の発達に合わせた接し方をして過ごしています。
また、子ども達から学校での悩み・様子を聞いたり、親御さんの悩みや不安に感じるところなども共有しながら、日々の生活をより良く過ごしていけるような方策を一緒に考えています。
仕事をする上で気を付けている、
心がけている事
プラチカでは「学習に困り感のある子ども達」が「勉強ができるようになりたい!」という意欲を持って来所してくれています。そのため、一番大切なところはやはり「分からなかったところができるようになった!」と感じてもらうことですし、それが私たちの使命だと思います。小学校で習う「足し算の筆算」ひとつを取ってみても、「教科書通りの教え方」で分かるのであれば、私たちは必要ないと考えています。子ども達が「分からない」と感じている事柄に対して「いかに理解してもらうか?そのためにはどんなアプローチの仕方があるのか?」というところを常に意識しています。
職場の良いところ
職員の多様性でしょうか?得意な分野が良い意味でバラバラであることです。とは言っても自分が一番「異質な経歴」なのですが(笑)。学習以外にもパソコン(タイピング・プログラミング)、調理実習、木工製作などの活動がありますし、学習も主要5教科意外にも「ポスターの宿題が出た!」という場面があったりするので、それぞれの職員が得意な分野で力を発揮していると思います。
現在のやりがいと今後の目標・チャレンジしたい事
学習や勉強というのは、プラチカに来ている子ども達にとっては「好ましくないもの」であったり「めんどくさいもの」であったりします(もちろん例外的な子もいますが)。ですが、基本的に人間というのは「新しい知識や技術」を取り入れることに対して喜びを覚える生物だと考えているので、単純に「計算ができるようになった」というところに留まらずに「勉強って楽しいんだ!」と感じて自分自身の力で進んでいけるような指導を目指しています。
コモドの特徴を一言
「プラチカではなんでも作る」というイメージです。「学習机が欲しければ作る!」、「本棚も子ども達と作る!」、食べたいものは「調理実習で作る」というように、職員や子ども達から出たアイデアをみんなで悩んで形にしてきました。子ども達も年齢が高めなので、活動の幅が広いですし、遊び方もダイナミックなのも特徴です。
これからエントリーする方へのメッセージ
小学校高学年から中学校・高校というのはいわゆる「成長期」です。身も心も日々どんどん成長していきます。日々接している中でも「おっ!これは!」と感動を覚えるタイミングはありますし、プラチカ初期の頃から在籍している子ども達を今の姿と見比べると感涙必至です。ただ、「学習指導」というのは決して簡単ではありませんし、学習自体が子ども達からは「嫌われるもの」であることが多いので難しさを感じることもあると思います。そんな難しさを一緒に乗り越えつつ、子ども達とともに一緒に成長していきましょう!!